軟水・硬水の違いは健康にも大きく影響する?
硬水と軟水の違いと特徴について。
容器に入れられて販売されている飲料水の中で、地下水や鉱泉水を源泉としている水をミネラルウォーターと
呼んでいますが、ミネラルウォーターは「軟水」と「硬水」に分けられて表記されています。
「軟水」と「硬水」はいったいどこが違うのでしょうか?
水の硬度というのは、水に含まれているミネラル分であるカルシウムとマグネシウムの量によって定められています。
硬度の算出の仕方は国によって違っていますが、日本ではアメリカの基準が採用されており
「カルシウム濃度(ミリグラム/リットル)×2.5+マグネシウム濃度(ミリグラム/リットル)×4.1」で算出されています。
硬度を分類する基準としては、硬度が100以下であれば「軟水」、101〜300ならば「中硬水」、300以上なら「硬水」というのがおよその目安です。
硬水に含まれているカルシウムやマグネシウムなどのミネラルは、地下などの岩石の地層から時間をかけてゆっくりと溶け出してきたものです。
日本は国土が狭い島国で密度が低くて透水性が高い火山性の地層のため、
水が地層に浸透して滞留する期間が短いので日本での生活用水の80%は80ppm以下の軟水となっています。
わたしたちが毎日使用している水道水なども、軟水に分類されます。
一方ヨーロッパ大陸や北米大陸などに多く見られる石灰質の地層では、カルシウムやマグネシウムをたくさん含んだ密度が高い地層の中を地下水が時間をかけて通り抜けていきます。
ですから、ミネラル分がたくさん溶け込んだ硬度の高い水ができるのです。
日本国内で生産されているミネラルウォーターほとんどは、軟水です。
カルシウムやマグネシウムの含有量が少ない軟水は、飲んだ時に口当たりが優しくまろやかで味に癖がありません。
素材そのものが持つ味や香りを引き出すことができるので、かつおやコンブなど出汁のうまみを生かす和食の料理に適しています。
コーヒー、紅茶、赤ちゃんのミルク作りにも軟水を使うと、それぞれの味や香りが自然にストレートに出てきます。
また軟水は浸透性や吸収性に優れていて老廃物の排出もスムーズになるので、赤ちゃんや高齢者、病弱な人などの身にも負担をかけることがありません。
石けんや洗剤が泡立ちやすいという特徴もあり、洗濯や浴用に使う水としても適しています。
硬水は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を補給するのに適しています。
これらの成分を摂る事で血液をサラサラにする効果が期待できることから、動脈硬化や脳梗塞を予防したりするために硬水がいいといわれています。
しかし日本人は硬水を飲み慣れていないために胃腸に負担がかかってしまうことがあるので、飲みすぎには気をつけたいものです。
料理をするときにも硬水には肉の臭みを抑え灰汁を取ってくれる働きがあるので、肉を使った煮物料理などには適しています。
生活の場面や必要に応じて、それぞれ特徴を持った軟水と硬水を上手に使い分けていくとよいでしょう。
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